2016年1月15日金曜日

空き家に異変?:高齢者が戻ってきたのか、家中に灯りが

空き家に異変か 孫を保育園に送り迎えしている道中で気になっていた空き家に最近灯りが灯り高齢者が出入りする姿が見えた。新聞で空き家とそうでない家での相続税の違いが出ていたが、高齢で子どものところに同居していた高齢者が税対策で空き家に戻ってきたのか。

それにしても高齢者の一人住まいで心配はないのか。

東京の一等地で地価の高い土地に建つ一軒家が目立つ。しばらく住んでいないので植木は道路、隣の敷地に伸びている。庭は勿論草ぼうぼうだ。蔓状の植物が隙間のないように壁、窓を伝って二階に伸び、屋根を這い回っている。

恐らく隙間があれば家の中に入っているだろう。不用心この上ない状況だ。

そんな家に、布団を干す姿が見え、玄関、室内に灯りが灯るようになった。住むのであれば庭の手入れをすべきだがそこまでは気が回らない。

しかし、税金対策で住んでいることを証明するのは電気代、水道代を払っている証明が必要だろうが、電気は付けっぱなしにすれば良いが水道代は実際に水を使う必要がある。

何時だったか、川越の方で「美しすぎる市会議員」が当選したが、隣町に住んでいて該当する街に住んでいたかどうかが問われ、女性議員はトイレはコンビニを利用していたと弁解していたが最終的には不在と言うことで選挙管理委員会が当選を取り消したことがあった。

空き家に住んでいることを証明するのも大変なことだ。

土地代が高いと税金対策も大変だろう。東京にはポケットパークが多いがこれも物納だった跡だし、庭付き1軒家の跡に庭なしの小さな家が3軒建つ厳しい住環境が形成されている。

木造家屋の密集地が災害などの対策で社会問題化しているが、道路の面しているとはいえ30~40年後には新たな社会問題になりそうだ。

田舎の従兄弟が電話で「最近空き家が増えてきた」と言うし、結婚式で田舎の親戚に会うと「昔は13軒あったのが、今は6軒になってしもうた」と寂しがる。しかし、田舎ばかりではない、東京でも窓を閉め切り、庭は草ボウボウ、植木は伸び放題の空き家が増えているのだ。これも高齢化による社会現象なのだろう。


「手放せば良いのに」と資産のない貧乏人は思うが、そう簡単ではないのだろう。いつかは子どもが帰ってきて住む計画もあるのだろう。でも空き家とはいえ維持管理をしっかりやらなければ近隣住民に迷惑をかけ地域の住環境が悪化する要因になるのだ。

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