2016年6月11日土曜日

舛添・都知事は信用を取り戻せるか

舛添知事は自分は信用を失っているから第三者に調査させ説明させるといったその第三者の報告も「違法性なし」「不適切」の線引きで信用に足る物ではなく、自分の言葉で説明しない舛添さんは、益々信用を失っていった。

「もうしません」、「心を入れ替えます」と謝罪しても、一部返金すると言っても信用を取り戻す事は難しい。舛添さんが思っているほど簡単ではないのだ。

今までの記者会見で分かったことは、(1)指摘されるまで自分が背任的行為をやっていたことに気づくかなかったのか、(2)議員時代からの「政治とカネ」の疑惑が絶えず「公金に対する曖昧な姿勢」、(3)都知事になったというTOPの傲慢さが上げられる。

都議会での議員と舛添さんの質問、答弁を聞いていると、何故、今まで自ら気がつかなかったのか、政治家としての資質から都知事の資格があるのかという疑問だ。

舛添さんも自分のやった事に関して「政治とカネ」の問題は参議院議員時代のスキャンダル、都知事になってからの問題ではないと割り切って安堵もしているのではないか。

だから、謝罪、反省、見直しすると言えば許されると考えていても不思議ではない。

でも問題になっている木更津のホテルで会議をしたかどうかは、舛添さんが都知事選に出馬するかどうかの重要な会議だったとすれば、参議院議員時代のスキャンダルでは片付けられない。

問題は、こんなスキャンダルだらけの舛添さんが都知事選に出馬し211万票を獲得し知事になったことだ。出馬した事も問題だが、公認(?)した自公にも責任があり都民を裏切ったのだ。

つまり、「政治家としての質の悪さ」、「使った政党交付金を身銭を切って返せ」ということなのだ。

質の悪さを「謝罪」「反省」「見直す」でケジメを付けようとしたが信用する都民はいないだろう。屁理屈な弁解を理論的という舛添さんには呆れてしまう。

使った政党交付金を身銭を切って返せという要求は理解出来る。第三者は「違法性なし」とした事案のなかでも都民(国民)感覚からすると納得のいく内容ではない。書道するときにシルクの服が必要なのか、自宅を事務所に使用し家賃を払っているが相場の2倍だという。

ケジメをつけるために別荘を売ると言うが収入があるだけで私財をけずったことにはならないと言う記者もいた。

更に、舛添さんは議会が身を切るケジメと言うから都知事の報酬を半分にする条例を議会に提出するかんがえも示したようだ。月に約90万円の減額になるがあのドケチな知事だから相当の決断をしたのだろう。

でも、此を認めると議会が幕引きを狙ったと疑われ、来年の都議会議員選への影響を恐れる。

「もう一度やらせてくれ、これでは死んでも死にきれない」と舛添さんは懇願するが、信用を取り戻す事が出来るのか。

謝罪しても許されない、身銭を切っての弁財もスムーズには行かないだろう。舛添さんがケジメを付けられる可能性は低いし、更には舛添さんの次はない。


この辺で潔く辞任することだ。東京オリンピックにしても迷惑な話だ。

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