2016年6月10日金曜日

舛添さん どうして都知事にしがみつく、皆「辞めろ」と言っているのに

10日の舛添さんの定例記者会見に注目した。皆、「辞めないのか」と言っているのにどうして都知事にしがみつき、生まれ変わって頑張りたいと言う。このままでは死んでも死にきれないというのだ。

今までの舛添さんは自らの言葉では説明せず、第三者である弁護士が忖度して説明させていたが、その厳しい目での専門家による調査の信頼性も大きく崩れ、舛添さんの発言のブレも屁理屈を並べての言い訳だった。

記者は「辞任」しようとしない舛添さんに「どうしたら辞めさせることが出来るのか」と問うと、都議会が決めること、月曜日には集中審議が予定されているという。

舛添さんは自分自身は都知事として仕事をしているつもりだがここまできてしまった。今後はどんなことがあっても仕事を続けたい。どうしても都民にお返しがしたいというのだ。

参院議員時代の「政治とカネ」問題が大きく追求されているが、都知事時代の案件である木更津でのホテル代、公用車の乱用、高額な外遊は反省しお詫びし、システムの見直しをすれば何とか責任を逃れることが出来るのではないかと見ているのだろう。

メデイアや都民は政治家としての資質を問題にしているのだが、そこのところへの言及は避け、謝罪の繰り返しだ。

舛添さんが起死回生で打って出た「法に精通した第三者である弁護士の調査」も信頼性を大きく崩す結果になったようだ。

記者が弁護士は事実確認をしたのかとの問に、記憶違いなどはなく、しっかり応えたし資料提出にも出来るだけ応えた。「相手側への確認」についてに関して舛添さんは何も言っていないようだ。報告書に信頼性があるかと問われ、舛添さんは「私はあると思う」と応えた。

一方、記者会見を中継したフジテレビの情報番組「グッデイ」は独自調査で第三者による事実確認の有無を該当施設にした結果、89件中63件は「調査の連絡なし」で、残りはコメントしないと言うことだったという。調査報告書の信頼性のなさを暴露した。第三者である弁護士の立場は台無しだ。

都議会での集中審議でも問題のポイントは木更津のホテルの宿泊代、会議費だろう。

当初は会議関係者を事務所関係者らと言っていたのが元新聞記者で今出版社の社長をやっている人に変わった。弁護士には相手方の名前は伝えたと言うが、舛添さん自身も関係者を通じて話しているだけで、此から相手方と話をすることを考えていると言うが、都知事に出馬することを相談する程親しい相手方と直接話していないということに驚く。

名前を伏せているのは、相手方の意向によると言うが、これほど舛添さんがピンチになっているのにダンマリを通すなんて不思議だ。ホテルの領収書についている明細書がないことも疑惑を増長させる。

誰でも「実在しない人物」と疑う。

何故、辞任要求に対して都民のために働き続けたいのか。

舛添さんは、選ばれて4年間の公約、政策、非正規から正規へ、待機児童問題、社会構造、都市計画などよいことを前に進めたい。都民の皆さんにお願いしてどうかもう一度だけさせてもらいたい。都民のために、東京のためによかれと言うのが舛さんの気持ちらしい。

都民の理解が得られるのかとの質問に、質問に対する答弁では理論が先で聞いていて生意気、態度が傲慢とみられていた。政治家としての立ち振る舞いを改めなければいけないと言うが、何ら答弁が理論的だったとは思えない。無理強いな説明をするから噓と見抜かれているのだ。

いつまで、どこまで行っても自分中心で大きな誤解があることを理解出来ていないのだ。

メデイアの報道によると特別秘書が2人、公費で雇われているらしい。1人は都庁勤務、もう一人は舛添さんの事務所などで秘書業をやっているらしい。

一生懸命都政に邁進したいと言うが特別秘書任せで、自分は美術館巡りでは許せない。何やら週に1~2日しか登庁せず、浜鍋とかいう秘書に任せていた石原さんのやり方に似ている。議会で問題になり最後は首を切った。

舛添さんももう終わりだ。

そんなに都知事にいたければ辞職し知事選に再出馬、信認を得れば良いはず。勿論信認されるはずはないが。実際にやってみて現実を突きつけなければ理解出来ない桝添さんの頭の構造なのだ。

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