2016年6月18日土曜日

新しい都知事選び:有頂天にならず、名乗る前にまず我が身を振り返れ

都知事選を前に候補者選びがメデイアの注目を浴び、いつものように下馬評に挙がっている人たちのコメントが流れるが、有頂天にならず名乗る前に我が身を振り返れ。「政治とカネ」で挫折した猪瀬さんの後を「政治とカネ」疑惑まみれの舛添さんが出馬した。

舛添さんは「政治とカネ」の問題を知っていたと思うが、自分は問題ないと判断していたのだろう。知名度で211万票を取ってしまった。

東京都には100万票のミーハー票があるとされるから100万票余りが本当に支持したことになるのか。

今、メデイアでは自民、民進の女性議員、前回も出馬した元日弁連会長、地方自治体の首長経験者、中央官庁次官退職者、ジャーナリストなどの名前が挙がっている。

しかし、現職議員は危険だ。「ノーコメント」「大事にしたい」など推されればやる気のある事を匂わすが議員としての脇が甘くないのか。例によって「政治とカネ」が出てこないのか。そして支持団体にも注意だ。可笑しな団体と付き合っていれば汚いカネも浮き上がってくる。

政策、金集めより前にまず我が身を振り返ることだ。大臣を経験したのだから「身体検査は大丈夫だろう」と思うのは大間違いだ。

弁護士の候補者も社会派弁護士のようだが、過去に仕事でゴタゴタはなかったか。

中央官庁の事務次官を退職した元官僚もコメントでは「でない」と言っている。役所での最後の挨拶に「マスコミの前に顔を出すのはこれが最後」と言っていた。本当に出馬しないのか。総務省は「電波止め」で問題を起こした。どう関わっていたのか。官邸と太いパイプがあると言うことは悪事を企てたこともあるのだろうか。

鳥取県知事をやった片山さんもメデイアでも注目されているが、テレビ朝日の報道ステーションで「こんな短期に政策などをどう作っていくのか」「品質に問題が出てくるのではないか」とコメントしていたが正論だ。
本当はこう言う人に出て欲しいと思うのだが、出て欲しい人は出ないのだ。

都知事選となると主要政党が推薦する候補者の他に自薦他薦も含めると15人を超える出馬だが、知名度が物を言う。

だから間違った都知事選びが続くのだ。

メデイアや政党の煽りに載せられず真剣に有権者が選ぶ選挙にしたいものだが、
候補者に関する情報の少ないことが悩みだ。今はネットで過去のスキャンダルを検索するしかない。


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