2016年6月16日木曜日

舛添さんをトンずらさせた自民党が守った「政治とカネ」追求より参院選

舛添さんに何の説明もさせないままトンずらさせた自民党が守った「政治とカネ」での疑惑解明より目先の参院選を優先するという姑息な結果になった。自民党は自らの失策を隠すための収束策を模索していたようだが、集中審議での公明党女性議員の「辞職すべきです」発言が大きく方向転換させたようだ。

15日に不信任案提出が予定されていたので注目していたが、14日の都議会、舛添さんの都庁を出たり入ったりのドタバタは何かの動きを察知できるが、「辞任しない」のまま15日を迎えた。

ところが朝になって大方の専門家の予想を裏切って「辞任」の意向が伝わったが、「何故だ」と「当然だ」の考えが涌いてきた。

寧ろ、舛添さんも「あれだけ擁護してくれていた自民党が何故」と急展開にびびったのではないか。

15日の都議会開催も議事運営の段取りもあったのだろう二転三転した結果、夕方6時から始まった。終わるのは20時過ぎという。舛添さんが「どう挨拶するか」は後で知ることになった。

「都政を停滞させる事は耐えがたく、自分が身をひくことが1番と判断した」そうだ。弁解は一言もなかった。

21日の辞任に伴って、不信任案提出、20日の集中審議は止めたそうで共産党議員が怒っている。

報道番組に出たコメンテーターは、自民党都議連の大物議員が収束に向け動いたそうだ。

結果は、舛添さんの「政治とカネ」疑惑の追求を止め、目先の参院選を優先したようだ。これで又、政治資金規正法の支出規制の動きの目を摘んだことになる。

政党交付金のあり方も議論すべきだが、国民は廃止を望んでも自公政権では期待出来ず共産党政権を待つしかない。
どうしてこんな政治家(?)が出て来たのか。

東大の助教授、国際政治学者を標榜しテレビに顔を出し始めた舛添さんを情報番組に出演した田原さんが、「朝まで生」(?)番組で「今の日本の状況は悪くない」と主張し、大方のコメンテーターが「今の日本は良くない」と主張していたのでテレビは重宝したのだろうという。

テレビが作り上げた舛添像なのだ。それが人気を産み、舛添さん自身が錯覚を起こすことになり、いつの間にか転落の道に入っていったのだ。

今度は何時、「政治とカネ」の問題が出てくるか。すべての議員が爆弾を抱えているのだ。次の都知事候補者で出てこないことを祈るばかりだ。


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