2016年7月9日土曜日

参院選・東京選挙区:都知事候補選びに食われて低調か

参院選東京選挙区ポスター掲示板
東京大田区久が原で 2016.7.9
明日に投票を迎えた参院選、東京選挙区だが都知事候補選びに食われて何やら低調だ。選挙カーも余り見なかった。東京選挙区は定数6議席に自民が2議席を確保できるかが焦点で党を上げて取り組んでいたと思ったら都知事候補選びで分裂必至だ。

自民党、都連は党内分裂が明らかになるのを避けていたが、小池さんの先行、増田さんが自民党の推薦を受けそうだ。

誰が割を食うか。自民の一人はオリンピック関連だからこの候補者が危ないか。蓮舫さんが票を取り過ぎるとそうなるか。大体、政治にオリンピック関連の候補者を上げてくること自体に都民をなめていないか。

安倍さんは、民共を批判し続ける。それだけ民進党、共産党など野党共闘は脅威なのだろう。立憲民主政治の大切さを訴えられると厳しい。

自民党候補者は誰も「消費税増税先送りの是非」を問わないが、英・EU離脱による世界経済の混乱は、理由は別にして「増税先送り是」となるのか。経済政策に力を入れ、「アベノミクスは失敗していない、道半ば」を繰り返す。

公明は安倍自民をヨイショするだけ、憲法改正については「議論が熟していない」と正論だ。

期間中を通してメデイアは民共振るわず、野党共闘に至っていないという。政策の基本である憲法改正、憲法9条で考え方が違うので野合と言われても仕方ない。

民進党は憲法改正への2/3を阻止しようと訴える。安倍政権の争点隠しに乗ってはいけない。経済政策では「アベノミクスは失敗」と言えば、自民党から対案が出ていないと反論されるが、自民党もアベノミクスの評価を変えなければ経済論争は難しい。

東京選挙区は定数6人に31人が出馬、元、現が6人に+1を自民が獲得しようとしている。その一人がスポーツ関係者なのだ。オリンピックに向けた布陣だけは避けて欲しい。
私たち都民に取っては参院選より舛添さんの辞任を受けての都知事候補者選びの方が身近な問題だ。テレビの情報番組も新たに誰々が出馬するらしいと伝える。舛添さんの件では都議会、都連の動きが怪しかった。

そこをブラックボックスと小池さんが突いてきた。パフォーマンスも上手い。「冒頭解散」など誰も考えつかないが都民vs自民党都連、都議会の構図は都民の賛同を得やすい。


あからさまになった自民分裂が参院選にどう影響するか。私は立憲民主政治を取り戻したいと思う。

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