2016年8月29日月曜日

イタリア中部地震ニュースを見て:妹を抱え助け、亡くなった姉の姿に涙

M6.3,深さ10km、イタリア中部のアマトリーチェで24日発生した地震のテレビニュースを見て、崩壊した建物内で妹を抱いて助け、亡くなった姉のニュースに感動した。瞬時に幼い子どもが良くこんな判断が出来たものだと涙が出る。

2000回を超える余震に救助活動もママならぬようだが、古い建物ばかりでなく新しい建物も崩壊していることを考えると地震他発国にもかかわらず耐震文化のないことに驚く。違法建築の疑いも出て来ているようだ。

実は我が家でも似たようなシーンがあった。

4年ほど前だったか、7時半頃孫3人で兄は宿題、妹と弟はテレビを見ていたときに震度2~3(?)程度の揺れがきた。兄は鉛筆を放り出し弟を抱き上げおんぶして安全と教えていた場所に移動した。妹にも「こっちに来い」と指示していた。

大人の私は何もしなくていいほどの避難行動だった。20秒ほどで揺れがおさまった。孫を褒めるとニコッと笑っていた。夕食時に母親に報告したら褒めていた。

我が家は娘夫婦が共稼ぎで7時過ぎには出勤する。それ以降は私と4人での生活で2人を小学校に送り出し、一番下の孫を保育園に連れて行って私の朝の仕事は終わるのだ。当然に兄は妹や弟の面倒を見る事になるのだ。

災害の発生した地域では、ニュースにはならないが、こう言う事例は多いのではないか。

それに反して中学生の不良グループで殺人事件が続いている。こんな連中が緊急事態でどういう行動を取るのか。

当初発表された震源の深さが10kmではなく、4kmと極浅かったようだ。このことが揺れも大きく町全体が無残な姿に変わった。

熊本地震も10kmと言われているがもっと浅かったかもしれない。首都圏直下も何時は発生してもおかしくない状況下で「生き残り方」を家族で話し合う必要がある。いがみ合って殺人事件など起こしている暇はないだろう。



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