2016年9月26日月曜日

正しい政治は情報公開から:小池知事の記者会見は情報公開か、劇場型か

正しい政治は情報公開から始まると思うが、小池都知事の記者会見は情報公開なのか、劇場型なのか。どちら側に立つかによって小池都政の評価が変わってくる。

26日の新聞で月刊誌の広告に小池知事が豊洲問題で真相究明しようとしているのを劇場型と批判していることが分かった。

私は今のところは、情報公開と思うが記者会見での記者の質問は劇場型に持って行きたそうなので心配だ。

劇場型政治と言えば、古くは小泉劇場、新しくは橋下劇場ではないか。「反対は抵抗勢力」と煽り反対意見を封じる反民主的政治をメデイアと煽った。橋下さんは大阪府知事、大阪市長時代に毎日記者会見し、大阪に関係ないことまでコメントしメデイアに重宝された。

これらはメデイアが悪のりした政治だった。

他の府県の知事とは打って変わって国民の前に姿を現す機会の多い東京都知事はどうなのか。

石原さんは、「国がやらないから東京都がやる」と言って排ガス規制をやったし標準外課税、新銀行東京、そして尖閣諸島の東京都買い入れ発想は国民の喝采を受けたが、排ガス規制以外はパットしなかった。

メデイアも変な質問をすると逆に攻撃されるので劇場型までは持って行けなかった。

猪瀬さんは、評価される以前に政治とカネで失脚した。あの総務委員会で5000万円の札束がバッグに入るかどうかの質問は、メデイアの好む劇場型だった。

舛添さんはどうか。海外大名旅行、ちまちました「政治とカネ」の疑惑にメデイアは終日報道した。情報公開よりも劇場型になってしまった。最後は無責任な引責辞任になり、何一つ問題解決には到らなかった。
小池さんはどうか。今、喫緊の課題が山積している。豊洲移転問題、東京オリンピック、東京都議会、小池新党など記者会見での質問は多義に渡っており情報公開が求められている。

今のところ情報公開をやっていると思うが、メデイアの質問は「敵は誰か」と劇場型に持って行きたいようだ。


小池さんはメデイアの誘導に乗らず、情報公開に徹してほしいと思う。

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