2016年11月5日土曜日

日 ロ交渉での世耕大臣への不安:あの満面笑顔での固い握手は何なのか

プーチン大統領訪日に先立ち日ロ交渉を進める世耕大臣に不安を感じないか。調印後のあの満面笑顔で何回もの固い握手は何を意味しているのか。日本からは多くの経済開発協力を提案し、その勢いで平和条約、北方領土返還に一歩前進を企てたようだが対ロシア交渉がそんなにうまく行くとは思えない。

世耕大臣は経済協力で合意を得られたから北方領土返還交渉も上手く行くと判断したのだろうが、そうはいくまい。

握手した相手は経済開発、極東開発の担当者であって北方4島返還問題を扱う担当者ではない。それを見越してか相手方の表情は硬い。今回の交渉、プーチン大統領訪日での交渉事も日本の思うようには行かないだろうと暗示している表情だ。

結局の所は例に漏れず経済協力でカネをせびられ、平和条約、北方領土返還は遅滞したままで終わるのではないか。ロシアは北方4島の開発を優先しているというニュースを見ると手放すはずはない。

平和条約締結後の「引き渡し」とは日本は「占有の移転」と解しているようだが、プーチン大統領は「返還を意味しない」と主張しているし、ロシア側から流れてくる担当者の考えは返還交渉に否定的だ。


安倍総理は「新しいアプローチで」と何やら期待を匂わすが、安倍―プーチンの間での事。個人的関係でうまく行った試しはない。

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