2016年12月27日火曜日

民進党支持率低迷の要因:迷える弱小政治グループの終の棲家になっていないか

民進党よ何処へ
民進党の支持率が6%と低迷が続く。要因は迷える弱小政治グループが終の棲家にしているためではないか。それが解党、再編が出来ないままに安倍自民党一党独裁を許している。

民進党内は10~15人程度の小グループが乱立している。もし解党するとどこかの政党に吸収されるか、存在感が消失、独立しても選挙の度に議席数を減らし社民党のような運命にある。

それが民進党に執着する要因であるが、好き勝手なことばかり言い、政策ではまとまりに欠く党風に変わりがない。前に所属していた政党を離党したので復党は出来ないし、前の政党も変わっている。

そんな民進党に先はないと思う。

でも、何故民主党政権が出来たのか。年金問題、政官癒着で信用を失った自民党にお灸を据える意味で国民は自民党を下野させた。一方、小沢さんという強力な政治家に日本を託したのか。

「政権交代してみませんか」の甘い言葉に国民は酔ったといっても、小沢さんの存在は権力の二重構造が心配されたが、その通りになった。そして2トップの「政治とカネ」問題、普天間移設での迷走、そしてあってはならない東北地方太平洋沖地震とその津波、福島第一原発のメルトダウン事故と不幸が重なった。

その処置に誤った菅政権、そして政局は「何時解散、総選挙か」に移った。

一方、自民党は長いデフレ、円高から脱出するには市場にカネを流すしかないというリフレ派経済学を採用、アベノミクスを訴え一時効果があった.が国民は最大の信頼を安倍政権に置き、非民主的一党独裁政権になった。

それを阻止するには民進党を軸とした野党共闘が必要だが、共産党との共闘は民進党もふらつき野党も合意が出来ていない。野党共闘に楔を打つために安倍総理は連合と会談したという。

連合は共産党との共闘には大反対のようだ。今は共産党の方が力は強くなっていることを理解出来ていない。

民主党(今は民進党)は選挙に敗れても敗因分析せずに次の政策を打ち出すことに反対する党員が多い。敗因分析だから執行部の悪口になる。それが恐ろしいので執行部は避ける。

選挙に勝てる顔として女性代表で挽回を図ろうとしているが、蓮舫さん自身の二重国籍、政策のチグハグさ、「政策提案型」と言いながら批判一辺倒では国民の信頼は取り戻せない。

18才まで選挙権が引き下げられたが若者は自民党支持が多いという。安定政権を願っているのだ。当然だろう。党内がゴタゴタした政党に政権を託すことなどできないのだ。

民進党は迷える政治グループの終の棲家ではなく、解党→再編に向け思い切って動いた方がいいのではないか。



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