2017年2月9日木曜日

今日の新聞を読んで(55):安倍総理訪米はトランプ大統領の意に沿った形か

トランプ逆風に晒されながらそれでも訪米し、会談しようとする安倍総理はトランプ大統領の意に沿った形での訪米になるのか。

裸の王様状態でYES MANばかりが揃った首相官邸だ。「TOP会談で事態の打開の可能性はある」と言われれば、その気になったとしても不思議ではない。何しろトランプ大統領と個人的な親密さを勝ち取ればG7,G20でも主導的立場を得ることが出来るとでも見ているのだろう。

今回の訪米で日米通商、日米同盟を協議し確固たるものにしたいらしい。45分の会談で、通訳を入れると内容は半分程度の会談になる。でもすでに関係者で内容は協議され合意されているのであれば短い会談でも大まかな点の確認で終われば良いのだろう。

それが、自動車貿易での不均衡是正、日本企業の米国での雇用問題、貿易のルールの話し合い、そして尖閣をめぐる対中国への対応、北朝鮮問題が主になるのだろう。

そして世界各国の首脳が危惧している保護主義の台頭をどう話し合うのか。

フランスのオランド大統領が電話会談で「保護主義的な内向な志向は経済的にも政治的のも行き詰まる」と指摘したそうだがトランプ大統領は意に介さなかった。オランドさんは次の大統領選に不出馬を表明していたので重要視していなかったのか。

トランプ大統領は多国間協議よりも二国間協議を優先するようだ。確かに多国間での調整作業には時間と労力が掛かり無駄なことをやっているように見える。一方で、二国間協議は自国の利益をどう守るかで協議も早い。ギブ&テイクもしやすいだろう。

ビジネスマンらしく効率性を重んじているのだろう。TPP離脱、NAFTA見直しは当初から言われていたが、考えを変える気はない。

安倍総理はTPPの重要性を訴え説得するつもりらしいが大統領令をどうするのか。「あれは間違いだった」と言えば一気にトランプ人気は落ちるだろう(?)。
トランプ大統領は通商協定に為替条項を求めてくる場合もあるという。トランプ大統領にとってアメリカ産業のためにはドル安が目標だ。中国、日本は為替操作を行っていると批判していた。中国の為替操作は分かっていたことだが、日本の為替操作は2011年以来やっていないという。

でも、アベノミクスの異次元の金融政策は円高を円安に誘導するためだったのではなかったのか。民主党政権から自民党が政権奪取するときの衆院選で自民党候補者は全員が「市場にカネを流せば円安になる。そんな事が分からないのか」と民主党政権、日銀を批判していた。

円、ドルの売買で為替操作はやっていないが、異次元の金融政策は為替操作と同じ効果があるのだ。だからアベノミクスを批判されることになるので安倍政権にとっては非常事態なのだ。

日米ともに成果文書を出し共同記者会見もやりたいだろう。そのためには玉虫色の内容になるか、トランプ大統領の意をくみ取った内容になるのだろう。

互いをどんな呼び方にするかより、その内容に注目だ。そして先進各国首脳がどう評価するかだ。

安倍総理がG7, G20で主導的立場を確保できるかどうかは、各国首脳の心配事を少しでも払拭できる内容でないといけない。

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2017.2.8掲載
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