2017年3月27日月曜日

今日の新聞を読んで(70);民進党議員よ どうして劣勢な党にしがみつくのか

民進党議員よ どうして劣勢な党に相変わらずしがみつくのか。革新系議員が民進党を飛び出し新たな行き場を見ても民進党以外に身を置く政党がないためか。そして、保守系議員も選挙地盤を考えると労組の支援はかかせない。

メデイアの世論調査でも自民党内閣支持率が高い理由に「安倍さんが総理だから」より「他の内閣に較べてマシだから」という事を考えると先の民主党政権での悪いイメージを払拭することが出来ていないのだ。

内閣の稚拙さ、権力の二重構造、あってはならない巨大地震、巨大津波災害による原発事故拡大と難しい政権運営を余儀なくされたのも確かだ。その時自民党は何も手伝わなかった。

しかし、何とかしようとする気持ちは分かる。

民主党から民進党へ党名とロゴを変えて再出発しようとしたが、中身が変わらなければ国民受けしない。

蓮舫さんを代表に担いだが、女性党首で党勢が上向くなんて安易過ぎる。案の定自らの国籍問題でみそを付け、ことある事にブーメランだ。

支持母体の連合とは原発ゼロ政策で揉めている。共産党との連携でも連合会長は反発している。おまけに安倍自民党とも会談するなど切り崩しに乗っかっているようなものだ。

国会論戦でも見せ場がないと言うが、政府を攻めるのは強力な資料が必要だが野党にとっては入手しにくいのは確かだ。政権は官僚機構にも圧力を加えるので野党に都合の良い資料など得にくいのだ。

森友学園疑惑事件では福山、枝野さんなど論客が政府をただした。「隠そう隠そう」とする安倍政権、安倍自民党を際立たせることしか方法はない。

後はメデイア、国民がどう判断するかだ。

安倍一強政権の「驕り」も出て来た。相変わらず利権政治を繰り返している。国民がどう反発するかだ。

自民党だって昔は保守、リベラルが混在しバランスを取った政策を進めたから長期政権につながったが、今は安倍一色の政権だ。安倍総理が躓くと皆バラバラに散っていく薄氷の団結だ。

民進党内も保守、革新混在の政党だが旗印がはっきりしないのであれば整理統合が必要だ。保守系議員も組合に頼らざるを得ない地盤の脆弱性があるだろう。

革新系議員も民進党以外に行き場がないのが現状ではないか。新たな政党を立ち上げても劣勢でしぼんでいく以外に道はないのだ。

それぞれ事情を抱えた議員の寄り合い世帯だ。6~8%の低い政党支持率は当然なのかもしれない。

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2016.6.6掲載
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