2017年3月25日土曜日

森友学園疑惑事件に見る安倍総理夫妻の本性

23日の森友学園・籠池理事長の証人喚問で飛び出した証言に安倍総理夫妻は必至に否定発言をするが、そこから安倍総理夫妻の本性が見えてくる。これほど民主政治に遠い存在の人間を総理に抱いていたとは驚きだ。

安倍総理は自分たちの名前が利用されたことに「忖度はない」と否定するが、腐っても総理大臣、内閣総理大臣夫人の肩書きは官僚の世界では大いに影響を発揮するものだ。

それでも「忖度なし」と言う事は自分の力はないと言う事か。どのくらい寄付金が集まったのか聞いて見たいものだ。

そして、理事長が経営する幼稚園の教育が教育勅語を重視しているが、こんな幼稚園を「すばらしい」と評価しているのか。教育勅語は部分的には良いことを言っているが新・日本国憲法のもとでは破棄されているものなのだ。右翼政治家の片鱗を見せる。

「口止めメール」「申請書取り下げ」については安倍総理はやっていないと強調するが、そういう疑いを受けること自体が安倍総理の人間性を表している。

100万円の寄付もやっていないという。理事長は有り難くもらったという、一方で昭恵夫人は渡していないという。「人払いもしていない」、「園長室ではなかった」とも言う。これは本人達でないと分からないが、今回の事件では寄付金の存在は余り関係ないのではないか。選挙区内での寄付になると別だが選挙区外だ。しかし、選挙区の有力者を通じての寄付行為と言うことになると別問題ではなくなる。

「妻は私人だ」発言も都合の良いときだけ使っている。裏では秘書として2人の公務員を付けて公人扱いだ。出張費も官邸機密費を使っているらしい。公人、私人の区別をしっかりすべきだ。偉くなればなるほどに姿勢を正すべきだ。

ところで国有地払い下げは財務大臣の管轄だが、不思議なことに麻生大臣の存在がうすい。理事長は「麻生大臣は知らなかっただろう」と言う。そうすると安倍総理を頼ったのだろう。

一方、経験者は国有地払い下げ、学校設置認可がこんなにスムーズに行く例はないという。参考人招致でも特別な計らいはしていないというのであれば、多くの行政、許認可事業でもスムーズな運用をやってほしいものだ。

この森友学園の事案は規制改革とも関連しているというが、「森友学園ありき」の噂も出ている。利権者が人脈を使った不法行為であるとすれば規制改革の意味が無い。


迅速、公正、公平な行政が求められるのではないか。

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