2017年4月10日月曜日

豊洲問題、新たな築地整備案に見る:今までの都政は何だったのか

豊洲移転問題での証人喚問、そして新たにPTが公表した築地再整備案を見て、今までの都政は何だったのか。他府県の知事と違ってカリスマ、有名人の都知事だからメデイアはネタにしたがるだろうが、実体は余りにも酷く驚く。

豊洲問題での証人喚問は、ますます疑惑が深まった感じで何ら真相は見えてこない。石原さんは「知らなかった」「記憶にない」「浜渦に一任していた」と言うばかり。浜渦さんも「それ以降はタッチしていない」「水面下の交渉は東京ガスが言い出したこと」と肝心な事は言わない。

一方の元市場長関係者は「知事は知っていたはず」「浜渦さんはそれ以降も担当していた」とそれぞれが違う答弁だ。元市場長には東京ガスに移り、どこかの区長をやっている者もいる。何か利害関係があったのではないかと疑うが、そう言うことはなかったという。

その結果、浜渦さんを偽証罪で告訴しようとしているが、本人は10日に記者会見するという。

攻める都議会議員側も当時は承認していたのではないか。責任の一端はある。浜渦さんも「当時は感謝された」と証人喚問で豪語していた。

そして今度はPTが築地市場での再整備案を提案、7年間で734億円をかけた整備するという。以前1990年代に同様(?)の整備が400億円かけてやられたが途中で頓挫した経緯があるが、今は技術も発達していて可能だという。

豊洲移転を進めると維持管理費が60年間で1.14兆円、年間110億円かかる豊洲は150億円かけ解体、4370億円で土地を売却する案だ。

築地も有害物質問題が出て来たが、「法的には安全」と小池さんは言う。豊洲も含めて困っているのではないか。そこで「戦略本部」を設置して判断を丸投げしようとしているのか。


小池さんにとっては難しい局面を迎えているが、都民にとっても都議選を迎え「都民ファーストの会」とどう付き合っていくかだ。新聞社の都民調査では都議選では「都民ファーストの会」に投票が20%だったが、「都民ファーストの会」の支持はたったの2%だった。

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