2017年5月1日月曜日

「日本と共にある」というトランプ大統領の100日計画の評価は芳しくない

対北朝鮮では「日本と共にある」というトランプ大統領の100日計画の評価がメデイアで記載されている。外交では安倍総理と約束したとおりだが、米国内の公約は、これが芳しくないのだ。そのトランプ大統領は100日間の中間評価を「ばかげた基準」と批判した。

閣僚は全員揃ったと言うが教育長官は賛否同数、主要ポストは空席が目立ち最も承認数が少ない状況が続く。当然に政権の公約の多くが立ち往生とメデイアは言う。

それもあってか、G20,IMFなど国際会議では自由貿易の重要性を謳うがトランプ大統領を忖度し「反保護主義」という文言は声明から除かれ迫力に欠く結果だ。

そんな事を知ってか知らずか、トランプ大統領はラスベルトで演説し「美しい偉大な雇用を米国に取り戻した」と自画自賛した。そんなに雇用が増えているのか。FRBが利上げを決める根拠としている雇用の20万人増も最近は大きく減っている。

トランプ大統領が言う目玉政策も議会、司法の壁で大きく遅れているし、相変わらずメデイアを敵に回し都合の悪いニュースをフェイクニュースという。

我が国とは日米経済対話が始まった。第一回は顔合わせ、スタッフも決まっていなかったので突っ込んだ議論はされなかったが、次回からはそうはいかない。為替、対米貿易赤字など日本の財界は戦々恐々だろいう。

核実験、弾道ミサイル発射を繰り返し我が国に脅威となる対北朝鮮では、トランプ大統領頼みであるが大統領は「日本と共にある」と安倍総理、日本国民に宣言した。

北を牽制するために原子力空母カールビンソンの打撃群を朝鮮半島沖日本海に展開しているが、安倍政権は共同訓練、新安保下の米艦防衛と自衛隊防衛業務拡大に躍起だ。ここはチャンスとみたのだろう。

外交では安倍総理の存在が大きくなっているという。ことある事にトランプ大統領と電話会談し、中国に替わってロシアが対北のキーマンになりそうになると訪ロではプーチン大統領にトランプ大統領の考えを伝えたらしい。

中国には為替操作、対米貿易赤字是正を要求していたが、対北で経済制裁の強化で牽制を狙い対中国への攻勢をトランプ大統領は控えている。逆に評価しているようだ。

イギリスがEU離脱、フランスが大統領選で揉めている現在、G7首脳会議では安倍総理の存在は大きい。トランプ大統領も慣れない国際会議の場では唯一の友達である安倍総理を頼るのだろうか。

一方、国内政治を考えるとトランプ大統領と似たり寄ったりだ。

経済政策のアベノミクスだって誰も期待していないし、2%物価目標だって経済界は値下げ攻勢をかけている。「「脱デフレ」は大いなるイリュージョン(幻想)」とイオンの岡田社長は言い放った。

更に自らに降りかかった森友学園事件、加計学園事件は安倍総理の進める規制緩和にからむ大疑獄事件だ。北の脅威を煽って大疑獄事件を隠そうとするがそうはいかない。

他国の首脳だって安倍総理のスキャンダルは知っている。トランプ大統領を始め本当に信頼を置いているのかは分からない。

0 件のコメント: