2017年6月25日日曜日

自民、憲法改正案年内提出:「歴史的一歩」どころか、また「安倍ありき」だ

安倍総理が臨時国会終了前に憲法改正案を憲法審査会に提出、審議を促進したいと講演し、「歴史的一歩」と胸を張ったが加計学園疑惑に続く「安倍ありき」をさらけ出している。

急ぐ安倍総理に何があったのか。

スケジュールも厳しい。2017年に憲法改正「たたき台」、2018年6月国会発議、2018年8月国民審査、2020年新憲法制定と言う事になるのか。
各党にも改正案提出を促すが、そんなに沢山出て来て十分に審議出来るのか。

国民審査も問題だ。投票率50%、多数決50%とすると25%の国民が賛成ならOKなのか。

それよりも先に解散・総選挙で「憲法改正」の是非を国民に問うべきではないか。今までの選挙では自民党は争点隠しで野党の追及をかわしてきた。

安倍総理は「発議を怠ることは国会議員としての責任放棄」と言うが、国民の半分以上が憲法改正に反対している。おまけに平和、民主政治、国民の主権を損ないかねない憲法改正案を提出することが国会議員の責任なのか。

自民党・憲法推進本部長の保岡さんが可笑しなことを言っていた。外人記者クラブで「安倍総理の意向に沿って」憲法改正をするというのだ。また自民党の総会で「安倍総理の9条改正について、そういうこともあるのか」と感心していた。

これも「安倍ありき」で「国民のため」ではないのだ。岸家、安倍家の政治を追求しているのだ。

万一、反対が多ければ「真摯に受け止め丁寧に説明する」と口癖の一言を言うだろう。


誰も信用していない。2/3議席に物を言わせ反対切り捨て、ピント外れの答弁に時間を使わせ時間切れ強行採決に持っていくのだ。これが安倍政権の常套手段である。その忌避のためには内閣支持率の徹底的な下落で応じるしかない。

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