2017年6月24日土曜日

都議会議員選挙(2):やるべきことは国政左右より都政刷新だろう

23日、都議会議員選挙が始まった、一時連呼を聞くが今は静かだ。候補者は何処で何を訴えているのか。メデイアは「国政を左右」と小池旋風を煽るがまずは「都政刷新」ではないのか。

石原都政以来、知事と議会の癒着が進み今の自民党都議会を構築していった。側近政治が進む中で都・役人との隙間が出来、そこにドンこと内田さんが入り込み強固な権力構造を築いて行った。

東京大改革を掲げた小池知事が切り込んでいく。豊洲移転問題でのゴタゴタ、オリンピック関連で明るみに出た諸問題は議会と都・役人の粗雑な都政運営に起因した。

議会利権の1つであった200億円に上る予算の議員配慮も廃止され予算化が一元化された。

都民が1番願っているのは「都政刷新」だ。13兆円に上る予算の公平な執行も共産党が要求している。

そしてメデイアが騒ぐ国政への影響など都民は期待していないのではないか。それは小池知事のこれからの活躍次第だろう。小池知事は自民党との対決姿勢をとっているが安倍総理は別の見方をしている。小池さんが国政に進出するのを警戒しているが、安倍さんは抱き込みを考えているのではないか。

日本維新の会の橋下さんとの関係を見れば分かる。地元では日本維新の会vs自民党の構図だが安倍さんは人気取りに橋下さんを入閣させようと目論んでいるらしい。

でも日本維新の会は国政政党とは言いにくいのではないか。大田区でも維新の会の候補者がいるが現役だ。

「知事と議会は車の両輪」と良く言うがどちらも民意を反映して選ばれたのだが、切磋琢磨で都政を刷新していくのは良いが癒着は困る。今までの都政の弊害を再現することになる。

「一強支配」も警戒されている。今の自民党安倍政権を考えると驕り、不祥事、大疑惑事件と国会運営まで狂わせる反民主政治だ。自民党の中央は安倍一色とは気持ち悪い。

都も小池都民ファースト一強になることを心配しているのだろう。都民ファーストの会の候補者が大量に当選したとしても安倍総理曰く「烏合の衆」である事は間違いない。

今回は小池旋風でどうなるか分からないが、次回こそ都民が冷静に判断するときだ。そこから本当の都政が始まる。


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