2017年7月11日火曜日

「首相が信頼出来ない」では、内閣支持率が何処まで下がるか

メデイアの直近の世論調査で内閣支持率が急下落している。読売新聞36%(2017.7.10)、朝日新聞33%(2017.7.11)でこのままで行くと余程のことがない限り30%を切りそうだ。

その要因に「首相が信頼出来ない」49%(読売新聞)、61%(朝日新聞)で安倍総理の人間性に関わってきた。

読売新聞は設問で支持しない理由を問うている。「首相が信頼出来ない」49%で信頼出来る9%を大きく上回っている。一方、朝日新聞はチョット異なる。朝日新聞の設問は「最近の安倍首相の発言や振る舞いを見て、安倍首相のことをどの程度信用できると思いますか」に対して択一回答で「大いに信用できる」4%、「ある程度信用できる」32%、「余り信用できない」40%、「全く信用できない」21%となり、61%の人が「信用できない」と思っているとみているのだ。

一方、支持する理由としては、「これまでの内閣よりよい」49%(読売新聞)、「たより良さそう」51%(朝日新聞)で、相変わらず先の民主党政権の非が頭にあるのだろうが、第1次安倍政権や自民党政権も含まれるのではないか。

そうなるとどんな政権を期待するのか。リベラル系か野党連合政権か、それとも自民党内での政権交代か。

安倍総理は人気挽回に経済政策や内閣改造を狙っているようだが、「自ら蒔いた種」が下落の要因である事を忘れているか、感じていないのではないか。人気者を入閣させ資質に欠ける閣僚の首を切ってもどうにもならない。

第一次安倍内閣は「お友達内閣」で失敗し、今回は「側近内閣」で利権食いをやっている。次は「仕事師内閣」らしいが古顔が出てくるのか。新鮮味がなければ国民の人気は獲得できない。

国会閉会中審議で加計学園疑惑を追及しているが目新しいモノは出て来ていない。関係閣僚は「記憶にない」とか言って頭の悪さを露見し、頑なに安倍総理を守っているように見えるが、内閣改造ではお払い箱か、次回総選挙で有権者の厳しい審判を受けることになる。

早く事実を伝えて身軽になった方が痛手も少ないのではないか。稲田防衛相も早く辞めたいだろうが総理がウンと言わない。傷を付けたくないので内閣改造で退けるのか。これほどの不規則発言をするのだから即首を切った方が良かったのではないか。

もう「安倍家のため」の政治は止めてほしい。憲法改正、9条改正だって自民党憲法改正推進本部長の保岡さんが可笑しなことを言っていた。「安倍総理の意向に沿って」とか「憲法9条に安倍総理の言うような方法もあったのか」と感心していたが憲法改正も「国民のため」ではなかったのか。

自民党は早く総裁選を前倒しして心機一変出直すべきではないか。そして自民党に向かった批判に答えるべきではないのか。

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