2017年7月29日土曜日

続く辞任劇:安倍総理はどうするか

昨日は稲田防衛相、民進党の蓮舫代表の突然の辞任で驚かされたが、稲田防衛相の罷免に対して「任命責任は私にある」という安倍総理はどう出るのか。

防衛省の日報隠蔽事件で事務次官、陸自幕僚長が辞意を表明すると何を思ったのか辞任の意思のなかった稲田防衛相まで辞意を表明、そこへ深夜になって北朝鮮がミサイルを日本に向かって発射した。防衛相交代のジタバタ劇に北がチョッカイを出してきた。

更に民進党の蓮舫代表も急遽代表辞任を表明し、先に責任辞任を表明した野田幹事長とともに民進党は一時的にトップ不在の事態になった。蓮舫さんも先日までは「衆院に鞍替えして頑張る」と言っていたのだが、幹事長の引き受け手がなく、支援してくれる者もいなくなり八方塞がりでやむを得ずの辞任劇だ。

民進党は常に「ゴタゴタ」感のあるまとまりの悪い政党であるが、相変わらず次の代表選には45人が立候補するらしい。保守vsリベラルの構図になるだろうが代表戦が終わっても対立が続くのでどうしようもない政党だ。

一方、「何とかならないか安倍政権」と思っている国民は多いはずだが、自民党の動きはどうか。

蓮舫さんは「求心力が遠心力になった」という意味の発言をしていたが、安倍Ⅰ強の自民党もそう言える。

内閣支持率の下落の要因は「安倍さん自身の信用のなさ」にあるのだが、本人は「丁寧な説明」「内閣改造」「党役員人事」で抜けきろうとしているのだからノー天気だ。

あれほど擁護していた稲田さんを6日後まで待てず首にしたことは、それほどの党内事情があったのだ。

「お友達」「イエスマン」「考えの同じ」内閣と批判されながらも4年安倍内閣を維持してこれたが、これから先はそうはいかないらしい。「仕事師」内閣が必要と言うがそれぞれ個性のある人材の登用で安倍さんは内閣を維持していけるか。
今までの様に勝手なことはできないだろう。「路線が違う」と閣僚の辞任が増えることも考えられる。3期連続なんて考えない方がいい。

「経済で人気回復」を狙っているようだが、アベノミクスは破綻、脱デフレは無理、2%物価目標も連続の先送り、「景気は拡大」と言うが消費は伸びず、税収増は消費税増税しかない。でも財政出動を優先する安倍総理だろうが財政再建は国際公約だ。

外交を得意(?)として世界を駆け回ったが、これほど国内で支持率が危険水域だと安倍さんを信用し約束事が出来るのか。笑顔で歓迎される裏には援助があるノだろう。

自民党の行く道は解散/総選挙ではなく、総裁選の前倒しで新たな政権交代が1番良いのではないか。石破さんはサポーター、党員、地方議員間では人気があるが、どうして国会議員間では人気がないのか。

自民党も総選挙で国民の厳しい国民の審判を受け、圧倒的多数の議席を剥奪され切磋琢磨する政治に戻す必要があるとすれば、まずは解散/総選挙か。


どうやって自民党のお灸をすえるかだ。

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