2017年8月22日火曜日

小池東京都知事:自民で埋もれていたのに何故、国政を脅かす程に蘇ったか

小池都知事のニュースも段々減ってきたが、自民党で埋もれていた小池さんが何故、国政を脅かす程に蘇ったのか。舛添さんの都知事失格、石原都政以来の都議会での自民党の横暴が「東京大改革」「反自民」を謳い、「都民ファースト」を旗印に都知事選に打って出た。

小池さんは東京選挙区出身だから東京の窮状を鑑み誰か支持者が担ぎ出したのだろう。石原さんが知事2選目に出るとき「東京は病んでいる」とある団体が浅野元宮城県知事を担ぎ出したが、「東京のことは東京に任せろ」と石原陣営の攻撃に敗れてしまったが、その時から東京都政、議会は問題があったのだ。

唐突な出馬で「大丈夫か」と思ったほどだが舛添さんの政治とカネの問題、自民党都連への風当たりの強さは思った以上だった。

対抗馬の元岩手県知事(?)の増田さんは地味すぎたし、東京一極集中を批判し、「年寄りは地方へ」と言い出す始末で、都知事になって何をするつもりなのか。その点小池さんの訴えははっきりしていた。

片山元鳥取県知事が出馬するかと思っていたが、かしこくも名が上がらなかった。

圧倒的強さで都知事に当選したが、2020東京オリンピック、豊洲移転問題、都議会改革と都民、国民の目を引くテーマが盛りだくさんだった。小池さんはPTを設置し、それぞれの政策課題に挑戦した。しかし正式な組織でないところで政策が議論されることに批判もでた。当然の話だ。既に決まっていた政策に異を唱える手段に出たのだから批判は当然だろう。

経費削減、食の安全は都民の注目だが、スッキリしない玉虫色の解決策になったか。

小池さんは敵を作ってやっつける小泉手法に似ているが、石原元知事、ドン内田が居なくなると次はどうするのか。

肝心の「都民ファーストの会」所属議員の活躍が見えてこない。発言も押さえられているようだし、第一党としての議会運営、都役人との関係はどうなのか。そして他党より鞍替えした議員との関係をどうするのか。ギクシャクは続くだろう。

嫌気がさせば国政への進出だ。

若狭さんが、「日本ファーストの会」の代表になり脱自民の受け皿を狙っているが、ここにも民進党離党者が蠢いているようだ。何やらテストをするらしい。今、総選挙になり小池党が出馬すればメデイアは「当選者が20人はくだらない」というが、過剰評価ではないか。


地方組織を持たなければ小池旋風だけでは日本新党、おおさか維新の会の二の舞になる。迷惑するのは一時の期待をした国民だ。

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