2017年10月7日土曜日

いい加減にしないか メデイアの煽る小池劇場

いい加減にしないか! メデイアの煽る小池劇場は小池さんが記者の質問に「含み」を残すコメントをすると、それを追いかける。もてあそばれているのではないか。小池さんのコメントがどういう意味があるのか。

今は安倍総理以上にテレビに姿を現す小池さんだが、映像、コメントの意味がない。以前、大阪市長をやっていた橋下さんが毎日記者会見する姿を思い出す。大阪市政に関係ない質問にも答えてくれるメデイアにとっては重宝する人材だったのだ。

選挙戦前で今はその役目を小池さんがやっているだけ。

小池さんは「出馬しない。100%」と言っているのにメデイアは執拗に聞く。政治の世界だから本気には出来ないのだろう。首班指名となると誰を押すのか。小池さんは含みのあるコメントをするので、メデイアは自民の石破さんか、野田聖子さんを想像する。でも選挙結果次第ではないか。

「しがらみのない政治」を掲げるが、公認争いではしがらみばかりだ。誰を落とすために刺客を送るとか、誰の選挙区には候補者を立てないとか、東京選挙区にほとんど関係ない人を落下傘候補にする。

民進党合流者が多いのに「希望の党」生え抜き(?)を優遇する小池色ばかりだ。

やっと昨日公約を発表したが、誰が作成したのか。急ごしらえの公約だがどうも小池さんの持論を上げただけのようだ。これに候補者が縛られては選挙後に混乱するのではないか。否、選挙戦中に有権者にどう説明するのか。

政策協定を突きつけられた民進党合流の議員がはねのけ、無所属から立候補するという。正論だ。

「都民ファーストの会」でも音喜多さんら2人が離党した。運営がブラックボックスでやっていけないという。急ごしらえの政党だからルール、ガバナンスが出来ていないのだ。必然的に小池さんの指示通りになる。

所謂、小池商店で国政を預かる政党とはほど遠いのだ。都政のそのうちに頓挫しないか。

「所謂 ユリノミクス」、小池さんの経済政策をアベノミクスとダブらせているのだろう。でもアベノミクスには批判もあるがリフレ派経済学を採用している。ユリノミクスはどういう理論(?)なのか。

消費税増税は凍結し代わりの財源は企業の内部留保をはき出させるという。金融緩和、財政出動に過度に依存しない民間の力を引き出すとも言う。これは麻生財務相が経済財政諮問会議でよく言っていたことだが、民間企業は思うように動かない。

ある経営者が言っていた。「需要があれば借金してでも設備投資するが今はそういうときではない」というのだ。消費も伸びない。将来不安でサイフの紐は固いのだ。前からそう指摘されている。

企業の儲けを如何に家計へ再分配するか。外需に頼らず内需拡大の必要性が検討されたことがある、前川レポート、21世紀版前川レポートだが、何時も失敗している要因は「家計への再分配」に企業が難色を示したことだという。正統派経済学者は「トリクルダウンは見たことがない」という。

「12のゼロ」は企業献金、待機児童、満員電車、受動喫煙、電柱などをゼロにするという。小池さんが都知事選に出たときの公約の写しではないか。

「希望の党」が国民の信認を得るのは脱小池が重要課題にならないか。それが出来ないうちは自民党に変わる保守政党ではない。

メデイアの小池劇場に煽られていたら大変な事になることを有権者は感じているのではないか。

0 件のコメント: