2017年12月9日土曜日

安倍官邸主導はアメリカの大統領制を真似ているのか

「人づくり」「教育無償化」で自民党が揺れている。官邸主導で不満が噴出しているらしい。自民党は立法府、国権の最高機関、一方官邸は行政府だ。安倍政権はアメリカの大統領制を真似ているのか。それにしても官高(政高)党低は昔から批判(?)の的だ。

我々が選んだ国会議員が国会で十分に審議しないままに官邸が無理押しする姿は民主政治には向かない。

今回の選挙で安倍政権は「人づくり」に力を入れ財源に消費税増税分を当てるために使途変更を謳い、教育無償化など財源の3000億円分を財界に依存することを決めた。

小泉進次郎さんが「党に相談がない」「このままでは自民党は不要だ」と言う意味の発言し政権を批判した。珍しい安倍政権批判にメデイアは踊った。

憲法改正だって国会の審議を促進させるために安倍総理自ら読売新聞でインタビューに答える形で持論を主張、国会審議では「詳細は読売新聞を読め」とのたまい顰蹙を買った。

お陰で読売新聞は購読者が減り、あわてて離れていった購読者に再購読を依頼しているという。

官邸は国会審議も妨害している。森友、加計学園疑惑では安倍総理が追及を受けるのを嫌ったために国会対策委員会はジタバタし、国民の知る権利を蔑ろにしている。

そんな事を考えると民主党政権時、鳩山官邸がはっきりした姿勢を示さないために民主党の小沢幹事長が仲間を連れて官邸に乗り込み「これが民意だ」と訴えたことがテレビで流れたことがある。

当時権力の二重構造と批判され、政治の混乱の要因になっていたが、こっちの方がまともではなかったのか。


大統領気取りの安倍総理に鉄槌を下さなければ民主政治はダメになる。

0 件のコメント: