2018年4月14日土曜日

加計問題で安倍総理(2):野党の追及が続くが「完成すればこっちの勝ち」か


森友、加計問題で安倍総理は「関与を否定」するも野党の追及は絶えない。でも「完成すればこっちの勝ち」というのが安倍総理、加計学園理事長の本音だろう。馬鹿を見るのは安倍総理のために奔走した官邸の官僚スタッフだ。

国会審議、毎日の新聞報道を見るとなんだかむなしさが増すばかりだ。何のために国会審議をしているのか。

加計学園の新獣医学部建設に手続き上の重大な問題があったとしても、もう出来上がって学生も勉強を始めた。建設阻止が出来るかどうかの段階ではないのだ。

だったら民主政治を踏みにじる強権をやっている安倍総理の引責辞任を求めるしかない。しかし、こちらも安倍総理は自ら手を下したり、口利きをやっていないので「自分には責任はない」という立場だ。政治倫理、道義的責任の一片も持っていない。

安倍政権打倒、解散総選挙も訴えられるけど野党のだらしなさは総選挙など可能性はない。

可能性があるのは自民党内で「安倍おろし」が進み自浄作用を発揮することだが、安倍総理の道義的責任を問う動きが出て来た。心配していた3選も可能性が低くなってきたのだ。

今の官僚は何かを思ったのだろう。次々に安倍官邸には不利で官邸が加計学園に深く関与していた資料が出て来た。その決定打が愛媛県担当者による柳瀬元首相秘書官の「本件は首相事案」記録だ。

愛媛県も農水省も「危ない資料は早く出せ」と言うことを自衛隊の日報隠蔽問題で学習したのだろう。文科省も探している。

今まで安倍総理の悪役だった森友問題は、新しい小学校建設計画が頓挫し、払い下げた国有地は国が買い戻した。今敷地内には草が生え、建設途中の校舎は残ったままフェンスには「国有地」と張られている。

犠牲者も出たし、財務省の手続きの杜撰な状況が明白になっているが、今のところ誰も責任をとっていない。当時の理財局長だった佐川さんが国税庁長官を辞任し国会の証人喚問も受けたが国有地格安払い下げでは他にキーマンが多数存在する。佐川さんが一人で刑事責任を果たす可能では低い。

財務省でいろんな情報が出てくるので誰が責任者か分からなくなっているが麻生さんであり最終責任は行政のトップである安倍総理だと自分でも言っているが責任をとった形跡はない。

これらの森友、加計学園問題で自民党始め与党内に正常化に向けた動きが出そうだ。それだけが頼りなのだ。


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