2018年4月3日火曜日

陸自イラク派遣日報発見:空々しいウソ、発見公表のタイミングを見ていたのでは


陸自が昨年「存在しない」と言っていた10年前のイラク派遣日報が見つかったという。空々らしいウソのように見える。本当は森友問題での公文書管理が問題になったことを考え発見公表するタイミングを計っていたのではないか。

新聞報道によると、イラク派遣日報は約2年半の376日分が一度は「存在せず」と報告していた朝霧駐屯地の陸自研究本部の電子データで見つかり、更に衛生部にペーパーで残っていたというのだ。

通常は派遣部隊から毎日陸上幕僚監部に報告されていた物だが保管されているファイルのタイトルと内容が一致しなかったのが調査漏れの原因のようだ。

でも文書管理ではお粗末これ以上ない状況だ。ファイルタイトルは内容が分かるようにしなければならない。後での検索が容易であること、そうでなければ保管の意味がない。

「まずい文書」→「隠す」実体がはっきりしたが、森友問題で文書管理が厳しく問われる状況になり再度質問されることを考え対応したのではないか。

PKO派遣地域が危険な戦闘地域である事が分かってはまずいのだ。だから付近で戦闘があっても「武力衝突」と言い張ったのだろう。

そういえば小泉さんが「派遣地域は危険でないのか」と野党議員から質問され「私に聞いても分かるはずがない」と無責任な答弁をしていたのだ。

派遣自衛隊員は命がけで任務を遂行している。派遣地域が「戦闘」地域である事は最重要課題で有り国会で派遣の是非を議論しなければならないのだ。派遣自衛隊員が犠牲にでもなれば政権が吹っ飛ぶと言われているのだ。

そのうちにまずいと思われた文書が次々に見つかったと報告されるのではないか。そして各省庁は政治家絡みの事案で関係者の削除をしているのだろう。電子ファイルでは文章をいじった記録が残るのだが。

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