2018年4月17日火曜日

政党支持率から見て:希望、民進による新党結成は可能か


最近のメデイアによる世論調査の政党支持率を見ると自民33%、立憲10%、民進2%。希望0%、共産3%、維新1%その他は0%だ。この結果から見ても立憲は当然に合流しないだろうから民進や希望が新党を結成できるのか心配になる。希望は国民が余り期待していない。

立憲は10%で野党第一党の立場にあるが希望との議席数の差はわずかでうまく行くと立憲を抜いて野党第1党に躍り出ることも出来る。

新聞報道では「中道リベラル」を目指すと言うから立憲と被るところもあり、今は立憲も合流を否定しているが立憲以上の議席数100以上を確保出来れば立憲の立場も微妙になり合流せざるを得なくなる事も考えられる。

ところが希望の党は3分裂の可能性が出て来たというのだ。1つは結党メンバーのグループだ。民主党政権では閣僚など重要な役目を果たしながら民主党では活躍の場がなくなったとして離党、新党結成を目指したが、独自の政党を立ち上げず小池新党にすり寄る事で安易な選択を選んだ。仲間の信頼を失ったのだから合流など出来ない。

2つ目は分党後、新党結成を考えているグループだ。以前からも主張していたことでダラダラせずにスパッと離党したらどうか。優柔不断なことが問題なのだ。

そして民進党との合流組だ。「何処でも良い、選挙に勝てるなら」と思っているグループだ。小池新党に選別されない人たちの集まりで数しか期待出来ない。

それにしても旧民主党、旧民進党はどうして個々の議員が好き勝手なことを言ってまとまりのない政党になったのか。またそれを許さざるを得なかった執行部の統制力の未熟さがある。

自民党だってあれだけの数を誇っていればいろんな考えの人がいるはずだが不思議にまとまっているのだ。国民にとっては大人の政党だが民進党はガキの政党だ。

でも参院で森友、加計問題を追及する民進党議員は立派だ。頼りになる。専門家は追求に甘さがあると批判するが政府や財務省が真実をはぐらかした答弁をするから話がかみ合わず、即野党の力不足と思われる不利がある。

一方、無所属の会には首相経験者、重鎮が属している。「もう一度」と期待したいが野田さんは民主党を崩壊させた張本人とみられているが「前に進める政治」は松下政経塾出身らしい。決断力もある。安倍さんとの党首討論で「約束してくれれば明後日解散します」と発言したことは今も思い出す。野田さんは民主党が勝てると思っていたらしいが判断を誤ったのか、ゴタゴタ続きの民主党政治が国民から見放されていたのだ。

私自身は残念に思う。

ところで新党結成に当たっての綱領と基本政策が発表され「中道民主党」とするらしい。

細かいところは我慢して大まかな政策で合意し新党結成に向け進んだらどうか。
細かい点で文句のある人は合流を避け、自分で新党を作ったらどうか。

兎に角スッキリして欲しのだ。数が後からついてくる。立憲だって無視できない事になるはずだ。

大事な点は衆議院議員で誰がキーマンになるかだ。一時小沢さんが合流する話もあったが、民主党政権時のゴタゴタでアレルギーがある。小沢さんも参加しないとコメントした。

サプライズで女性がでてくることもあるだろうが、ここは男性でしっかり占めた方がいい。

前原さんも希望との合流に失敗したので復活はないだろう。誰も信じてはいない。無所属の会のメンバーから出てくる可能性もあるが岡田さんには別の構想もあるらしい。

玉木さんではどうか。政党支持率0%の希望だ。民進党参院には政策マンが多いが政党を運営管理していく能力は未知数だし衆院選後の首相指名選挙で名乗りを上げる事は無理か。

リーダーに欠ける寄り合い所帯の悲劇か。リーダー不足が政党支持率の低さに関係していないか。

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