2018年5月23日水曜日

どうした怪しくなってきた米朝会談、文大統領は?


どうしたのだ。開催が怪しくなってきた米朝会談を前に21日急遽文大統領が訪米、トランプ大統領と会談した。米国の「核放棄の強要」で北は「会談中止」に言及してきた事を受け、トランプ大統領は文大統領に「どうなっているのか」「今までの仲介は本当なのか」と念を押す会談になっているのか。

米国は北が主張し中国が同調する「段階的制裁緩和」の「行動vs行動」には同調出来ないという。「非核化」の根本的部分で合意されていないのだ。

だから米国も会談が中止になる場合は「軍事的選択肢」もあるとけん制する。

そこで考えられているのが米朝会談は中止し北との調整を重ねることだが、仲介役(?)と思っていた文大統領に不信感が出て来たようだ。

私は6月12日の米朝会談を急ぐ必要はないと思う。会談が延期になれば困るのは北の金委員長の方だ。米国は北の国民のためを考えて「金体制崩壊」に向けた方が良いのではないか。金体制が崩壊すれば必然的に「核廃棄」につながるはずだ。

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